このページの内容は前回「Linuxコマンドを試してみよう」を試した前提で進めます。
BashとはLinux系OSでは初期選択されているシェル(ユーザーインターフェースソフト)です。
Windowsでいうところのエクスプローラーみたいなものだと考えてください。
前回までいくつかのLinuxコマンドを実行してきましたが、それらのコマンドを渡していた相手がBashなのです。
Bashの利点
Bashの利点はBashスクリプトとしてサーバー作業を記述できるところです。
例えばアプリケーションサーバーとDBサーバーを停止して、ファイルを差し替えて起動するなどは以下のように書いて実行できます。
#!/bin/sh service tomcat7 stop service mysql stop cp -rf /path/to/dir/src /path/to/dir/desc service mysql stop service tomcat7 start
Windowsに例えると、「左下に表示されているマークをクリック、コンピュータの形のアイコンをクリックした後に、Cドライブという名前の銀色のアイコンをクリックして…」といった、面倒な操作を上記のようなテキストファイルで記述できるのです!
何度も同じ作業を行うときはスクリプト化しておくと再利用することができ、他の人に作業を任せるときに担当者によって作業内容が変わりづらくなるというメリットがあります。
Bashのことが少し分かってきたところで、Bashを実際に使ってみましょう。