DNS, レコードについて

DNSというかレコードについて調べる機会があったので、簡単にまとめました

ちなみに下記で度々出てくる IN はInternetのINです。(IN OUTだと思っていたのは内緒)

Aレコード

ホスト名と IPv4のIPアドレスを関連付けます。とっても基本的なやつ
取得したドメインやサブドメインを、サーバー関連付けるのに使ったりします

書き方例

【ホスト名】 IN A 【IPv4 IPアドレス】
example.com. IN A 192.168.0.1

ホスト名と IPv6のIPアドレスを関連付けます
まだあまり使われていないかな…？

【ホスト名】 IN A 【IPv6 IPアドレス】
example.com. IN AAAA ::ffff:c0a8:1

元のドメインに別名をつけます。

どんなときに使うのかと言うと、
例えばAWSの場合、ロードバランサーを使用してサーバーを構築した場合、example.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com.のようなドメインが割り当てられます。
これに独自ドメインを割り振るときに使います。

下記の例では独自ドメインのexample.comを、ロードバランサーのexample.ap-northeast-1.elb.amazonaws.comに割り当てます
設定する場合は、ホスト名をAレコードに登録する必要があります。

【ホスト名】 IN CNAME 【別名】
example.com. IN CNAME example.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com.

メールサーバーを決定するときに使用するものです。
設定済みのAレコードに基づいてメールサーバーのIPアドレスを取得します。そのため予めAレコードが設定する必要があります
優先度は数字が小さいほど優先度が高いです

【ドメイン名】 IN MX 【優先度】 【配達先メールサーバ】
example.com IN MX 10 mail.example.com

好きにコメントがかける行です
しかし意味のないものを書いても無駄なので、特定の意味をもたせる場合が多いです
代表的なのはspfレコード

下記の例ではメールの送信側から「ここからメールがいくよ。それ以外はインチキだよ」という情報を書いています
かっこいい言葉でいうと、送信ドメイン認証の認証情報を書いています

example.com. IN TXT "v=spf1 +ip4:192.168.0.1 -all"