digコマンドでAレコードを出力する

digコマンドとは

 domain information groperの略で、DNSサーバーから情報を集まるために利用するコマンド。主にドメイン名からIPアドレスを調べるために利用する。

$ dig google.com

; <<>> DiG 9.10.6 <<>> google.com
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 26525
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1

;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 4096
;; QUESTION SECTION:
;google.com.            IN  A

;; ANSWER SECTION:
google.com.     142 IN  A   216.58.220.110

;; Query time: 3 msec
;; SERVER: 192.168.3.1#53(192.168.3.1)
;; WHEN: Fri Oct 14 15:54:10 JST 2022
;; MSG SIZE  rcvd: 55


digコマンドの見方

QUESTION SECTION

  • 問い合わせた内容(digの内容)

ANSWER SECTION

  • 問い合わせた内容に対する答え(リソースレコードセット)

AUTHORITY SECTION

  • 権威DNSサーバーの情報(NSレコード)

ADDITIONAL SECTION

  • 追加情報。権威DNSサーバー自体のA、AAAAレコードなど。

  • 基本的にANSWER SECTIONを見れば良い。

ANSWERセクションだけ見たい時

  • +shortオプションを使う。
$ dig google.com +short
  142.250.196.110
  

Aレコードとは

リソースレコードの一つで、ドメイン名に対応するIPアドレスを表す。

その他のリソースコード

コードタイプ説明
2NSドメイン名に対応する権威 DNS サーバーの IP アドレス
5CNAMEドメイン名の別名(エイリアス)
6SOAゾーンの情報
12PTR逆引き DNS (IP アドレス–>ホスト名) 等に使用する
15MXドメイン名に対応するメールサーバの IP アドレス