Amazon RDS Performance Insights で Amazon RDS for MariaDBとMySQL の SQL レベルメトリクスがサポートされました

こんにちは。hacknoteのr.katoです。

2020年02月07日 にRDSのPerformance InsightsでMariaDBのSQLレベルメトリクスとAmazon RDS Performance Insights で Amazon RDS for MariaDB の SQL レベルメトリクスがサポートされました。

公式通知ページ MySQL

公式通知ページ MariaDB

RDSのPerformance Insightsのドキュメントページ

何ができるようになったか

従来、データベース上のパフォーマンスデータを収集するには、モニタリング用アプリケーションと関連リソースの定義およびメインテナンスが必要でした。特別な経験を持たずパフォーマンスデータの関連付けを行うには、数時間もかかっていました。停止していたり実行に時間がかかっているような、問題がある SQL クエリを見つけるということは、一度に 1 つずつクエリを調べていくことを意味していました。

この従来の問題をAWSコンソール上のGUIで解決することができるようになったようです。

今回の公式通知ではAmazon RDS for MariaDBで使える様になったとのことですが、現時点では次の条件で使えるようです。

  • MySQL と互換性がある Amazon Aurora バージョン 2.04.2 以降の 2.x バージョン (MySQL 5.7 互換)

  • MySQL と互換性がある Amazon Aurora バージョン 1.17.3 以降の 1.x バージョン (MySQL 5.6 互換)

  • PostgreSQL との互換性がある Amazon Aurora

  • Amazon RDS for MariaDB バージョン 10.2.21 以降の 10.2 バージョン

  • Amazon RDS for MySQL バージョン 5.7.22 以降の 5.7 バージョン、およびバージョン 5.6.41 以降の 5.6 バージョン

  • Amazon RDS for Microsoft SQL Server (SQL Server 2008 を除くすべてのバージョン)

  • Amazon RDS for PostgreSQL バージョン 10 および 11

  • Amazon RDS for Oracle (すべてのバージョン)

実際のGUIの様子は次のようになっています。

Performance Insightsの設定はデフォルトでONになっており、7日分無料で使え、
有料ですが、最大2年分まで使用できるようです。

対応リージョン

使用できるリージョンは次のようになっています。

アメリカ大陸

  • 北バージニア
  • オハイオ
  • オレゴン
  • 北カリフォルニア
  • モントリオール
  • サンパウロ

欧州/中東/アフリカ

  • アイルランド
  • フランクフルト
  • ロンドン
  • パリ
  • ストックホルム
  • バーレーン

アジアパシフィック

  • シンガポール
  • 東京
  • シドニー
  • ソウル
  • ムンバイ
  • 香港

(参照元:https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/)