Aurora Serverless とは
サーバーレスな RDB。
- DB アクセス時に起動し、アイドル時に停止する
- 最小設定では 5 分間未使用時に停止
- 停止後の初回アクセス時に (停止状態から起動するまでに) 25 秒前後かかる
- 自動的にスケールアップ・ダウン
- サーバーレスなので、インスタンスタイプみたいな設定はない
- 性能 (ACU: Aurora Compute Units) の上限、下限は設定可能
- 課金についても、主に ACU と起動時間に応じてなされる
- その他、ストレージ使用量や IO 料金もかかる
参考: Amazon Aurora – 自動スケーリングサーバーレスデータベースサービス – AWS
起動時の設定
といっても、設定方法については普通の RDS と大差ない。
「インスタンス」画面、もしくは「クラスター」画面にある「データベースの作成」ボタンを押下。
(ちなみに、作成した DB は「クラスター」画面のほうに表示される)
Aurora → MySQL5.6 との互換 → Serverless を選択。
「キャパシティーの設定」で性能の上限・下限を設定。 停止するアイドル時間もここで設定できる。
その他設定については、通常の RDS とあまり違いはないのかと。
使ってみた
たしかに、停止状態 (The DB cluster is being resumed.
) からの起動まで (The DB cluster is resumed.
) には 20 〜 30 秒かかった。
その他はまぁ……普通の RDB ですわ。
自動スケールアップは試していないし、ベンチマークを取ったわけではないが、256 ACU (Ram: 488 GB) などのすんごい性能も選べるくらいなので、 おそらく、一度起動してしまえば普通の RDS よりすんごく遅いなんてことはないのではないだろうか。
CloudWatch メトリクスの ServerlessDatabaseCapacity
から ACU の遷移を確認できる。