Amazon CloudWatch Internet Monitorを使ってみた

Amazon CloudWatch Internet Monitorとは

従来、インターネットの通信の不具合がアプリケーションの動作に与える影響を測定するのには、数日かかった。また、測定するためには地理的に遠く離れた複数のプロバイダーの情報をAWSの外部から取得する必要があったため、余分に費用もかかった。しかし、Amazon CloudWatch Internet Monitorでは、AWSが社内のネットワークのデータを収集する方法と同じ仕組みを使って外部のデータを集めているため、インターネット上の問題がアプリケーションのパフォーマンスと可用性に与える影響度を数秒で可視化することができる。

使い方

  1. AWSのコンソールにログインして、Cloud Watch -> インターネットモニターを選択する

  1. モニターを作成を選択し、リソースとモニタリングする都市ネットワークの最大数を決める

注意 リソース数とモニタリングする都市ネットワーク数によって料金が変わる。

1 モニタリング対象リソースあたり 0.01USD/時間

10,000 モニタリング対象都市ネットワークあたり 0.74USD/時間

表示されるデータ

概要

  • 表示したい期間を右上から選択する。
  • アベイラビリティスコアとパフォーマンススコアが95%以上であれば正常。
  • どちらかが95%を下回った場合、インターネットに何かしらの問題があると見なされる。

  • どこで問題が発生したかを視覚的に確認することができる。

  • どの程度の影響だったかや、エラーの種類を見ることができる。

Historical Monitor

  • パフォーマンススコアや可用性スコア(アベイラビリティスコア)だけでなく、転送バイト数や往復時間を確認することができる。

トラフィックインサイトフィルター

  • どれだけの量のデータがやり取りされたかを確認することができる。

  • 実際にトラフィックした都市の数がわかる。

  • 総トラフィック、受信・送信トラフィック、平均TTFB、アベイラビリティスコア、パフォーマンススコアを都市、サブディビジョン、国、メトロごとに表示することができる。

  • トラフィックの最適化の提案を参照できる。

参考文献