AWSのCloudShellが発表されました!
Azureにもあったような気がしますが。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/aws-cloudshell-command-line-access-to-aws-resources/
OSはAmazonLinux2が入っているようです。
利用料金は無料です。AWSの他のリソースを利用したときにはこれまでと同じで料金がかかるようです。
一般的なコマンドラインツールも含まれているとのことです。
さらにsudo
権限でyumから他のツールをインストールすることもできるようです。
1つ注意点なのですが、ホームディレクトリにあるファイルはCloudShellで永続化できますが、それ以外は再起動などで削除されるようです。
そのため、ホームディレクトリ以外にインストールされたソフトウェアは永続化できません。
そしてホームディレクトリに保存できる容量はリージョンごとに1GBまでと制限があります。
検証
なにが入っているか軽く確認します
python
[cloudshell-user@ip-10-0-xx-xx ~]$ python --version Python 2.7.18 [cloudshell-user@ip-10-0-xx-xx ~]$ python3 --version Python 3.7.9
node
[cloudshell-user@ip-10-0-xx-xx ~]$ node -v v12.18.4
php
ない模様
[cloudshell-user@ip-10-0-xx-xx ~]$ php -v bash: php: command not found
zsh
デフォルトで使えるようになっていました。
[cloudshell-user@ip-10-0-55-147 ~]$ zsh [cloudshell-user@ip-10-0-55-147]~%
ssh
入っていました。
[cloudshell-user@ip-10-0-55-147 ~]$ ssh -V OpenSSH_7.4p1, OpenSSL 1.0.2k-fips 26 Jan 2017
再起動してもグローバルIPが変わらないかどうか
ぼかしていますが、再起動したら変わってしまいました
[cloudshell-user@ip-10-0-xx-xx ~]$ curl -s ifconfig.me xx.xx.xx.xx
[cloudshell-user@ip-10-0-yy-yy ~]$ curl -s ifconfig.me yy.yy.yy.yy
ファイルのアップロード・ダウンロード
こちらのAction
ボタンから簡単にアップロードとダウンロードができます。
アップロード
アップロードするときは、以下のような画面が出るので、ファイルを選択するだけです。
一回つき1ファイルまででと書いてありますね
ダウンロード
ダウンロードはファイルのパスを指定します。簡単です。
sshを試す
EC2インスタンスへSSHできるか試してみました。
SSHの鍵ファイルをアップロードするのは嫌だったので、新しくユーザーを作成して試しました。
セキュリティグループでSSHのIP制限を行っている場合、IPを許可する必要があります。
[cloudshell-user@ip-10-0-55-147 .ssh]$ ssh -i ~/.ssh/id_rsa cloudshell@zz.zz.zz.zz Last login: Wed Dec 16 05:10:35 2020 __| __|_ ) _| ( / Amazon Linux 2 AMI ___|\___|___| https://aws.amazon.com/amazon-linux-2/ [cloudshell@ip-xx-xx-xx-xx ~]$
おわりに
1GBという制限があるので、ガッツリ使うのは不向きかもしれませんが、iPadなどのタブレットでも操作可能になったというのは非常に大きいと個人的には思います。
サブとしての使い方が広がりそうです。