コメントアウトの注意点

プログラム中の数行を飛ばして実行したい場合、その部分をコメントアウトするのが一般的ですが、/* ~ */ でコメントアウトするときには注意が必要です。

なぜなら、/* ~ */ は入れ子などを考慮しないため、もし囲んだ部分に /* ~ */ によるコメント部分があったら */ 以降がコメントアウトされないからです(//~ の場合は問題ありません)。

// 例
public void test(){
  /*
  System.out.println("ここはコメントアウトされます。"); /* コメント */
  System.out.println("ここはコメントアウトされずに実行されてしまいます。");
  */
}

 C 言語の場合、#if 0 ~ #end でコメントもまとめて囲んでしまうのが一般的です。

Java の場合は似たような方法として if(false){ ~ } で囲む方法がありますが、メソッドの内部でしか使えないという欠点があります。それよりも、最近は機能が充実したエディタが多いので、例えば Eclipse の場合はコメントアウトしたい部分を選択して「Ctrl + /」によってコメントアウトするほうが一般的のようです。