hostsファイルとは
ホスト名とIPアドレスの対応を書いておくファイルのこと。例えば、hostsファイルに
aa.bbb.ccc.ddd www.example.jp
(ただし、aa.bbb.ccc.ddd
はIPアドレスで、www.example.jp
はドメイン名)
と書かれていた場合、www.exapmle.jp
と任意のブラウザ(ChromeやSafariなど)で検索すると、それはIPアドレスがaa.bbb.ccc.ddd
のサーバーにアクセスされる。これは一見DNSサーバーと似ているが、hostsファイルに書かれた内容はその端末からの通信しか適用なれないという点がDNSと異なる。
この機能は、試しにサーバーの設定を変えたいときに使われる。仮に設定の変更がうまくいかなくても他の端末からのアクセスには全く影響を与えることはなく、hostsファイルさえ書き直せば使っている端末からの通信も元に戻せるからである。
DNSとは
IPアドレスと、ドメイン名を紐付けているサーバー。ここでの設定はネットワークに接続する全ての端末に適用される。
注意
hostsファイルはDNSよりも先に参照されるため、参照するサーバーを変更する際は、hostsファイル→DNSの設定の順で設定する必要がある。
hostsファイルの変更の仕方(Linux系の場合)
コマンド
vim /etc/hosts/
表示される画面
## # Host Database # # localhost is used to configure the loopback interface # when the system is booting. Do not change this entry. ## 127.0.0.1 localhost 255.255.255.255 broadcasthost ::1 localhost # Added by Docker Desktop # To allow the same kube context to work on the host and the container: 127.0.0.1 kubernetes.docker.internal # End of section
- このファイルの一番下に紐付けたいIPアドレスとドメイン名を書き足せば良い。