AWS LambdaのランタイムにNode.js 14が登場

2021年2月3日にAWS LambdaがNode.js 14をサポートを始めたと発表されました。

以下公式ページです
AWS Lambda が Node.js 14 のサポートを開始

AWS Lambda、Node.jsとは

AWS Lambda

AWS Lambdaはサーバーのプロビジョニングや管理を行わずにコードを実行してくれます。EC2のような仮想サーバを立てる必要がありません。Webサーバもアプリケーションサーバも必要いらず、プログラムだけを開発すれば、実行することができます。
AWS Lambdaは、Java、Go、PowerShell、Node.js、C#、Python、Ruby のコードをサポートしています。
実行環境で実行される言語固有の環境をLambda ランタイムで提供します。

Node.js

Node.jsはJavaScript実行環境です。ブラウザ上でしか動かすことのできないJavaScriptをサーバーサイドで動かせるようになります。

Node.js 10は2021年4月30日にサポートが終了します。Node.js 14 は Node.jsの最新のLTSリリースであり、2023年4月までサポートされます。

アップデート

今回、AWS LambdaのランタイムにNode.js 14が追加されました。 このアップデートにより、以下のようなNode.js 14の新機能が利用可能になりました。

  • top-level await(async関数の外でもawait式が書ける機能)
  • 診断機能の拡張
  • JavaScriptエンジンによるパフォーマンスの向上
  • ストリームAPIの変更

Node.js 14で記述されたLambda関数は、Amazon Linux 2で実行されます。

またAWSが提供するNode.js 14のベースイメージを使用して、Node.js 14の関数をコンテナイメージとしてデプロイすることも可能です。

Node.js 14 で記述したLambda関数をデプロイするには、Lambda コンソールからコードをアップロードし、Node.js 14.xランタイムを選択します。
ランタイムの設定からNode.js 14.xが選べるように自動アップデートされているので選ぶだけです。

料金

料金は実際に使用したコンピューティング時間に対して課金され、コードが実行されていないときには料金は発生しません。

料金は100万リクエストにつき0.2USドルです。
1か月につき100万リクエストまでは無料です。

AWS Lambda 料金

リージョン

Lambdaが利用できる全てのリージョンでNode.js 14 ランタイムを使用することが可能です。

まとめ

Node.js 10のサポート終了までもうすこしとなりました。Node.js 14の新機能が使えるということで利便性がさらにアップしました。Node.js 10を使用している方のみならず、他のランタイムを使っているという方も、これを機会にNode.js 14ランタイムを使ってみてはいかがでしょうか。