複数の宛先バケットに対するS3 Replicationのサポートが開始されました。 これによって複数の宛先にデータをコピーするためのソリューションを開発する必要がなくなります。
特徴
- CloudWatchメトリクスを使用し各リージョンペアのレプリケーションの進行状況を追跡することが可能
- 既存のすべてのS3レプリケーション機能をサポート
- データの複数のコピーを、異なるストレージクラス、異なる暗号化タイプ、または異なるアカウントに保存
使用方法
準備
- バケットを作成する際に、バージョン管理を有効にしておきます
- レプリケーションに必要なIAMロールの作成
アクセスポリシーの定義s3:GetReplicationConfiguration
詳しくはSetting up permissions for replication
レプリケーションルールの定義
S3レプリケーションの設定にはレプリケーションルールの定義が必要です
- 管理ページの「レプリケーションを作成」をクリックします
- ソースバケットの設定をします
- 送信先のアカウント、IAMロール、暗号化、ストレージクラスを選択します
- オプションで「レプリケーションメトリクスと通知」にチェックをいれておくと、CloudWatchメトリクスを使用してレプリケーションの進行状況を確認することができます
動作の確認
保存したオブジェクトが送信先に指定したバケットにも保存されているとレプリケーションが成功しています。