AWSの新サービス 【Amazon AppFlow】

Amazon AppFlowとは

Amazon AppFlow は、サービスとしてのソフトウェア (SaaS) アプリケーションと AWS サービス間でデータを安全に転送させる完全マネージド型の統合サービスです。Amazon AppFlow を使用すると、わずか数分でデータ転送を自動化できます。コーディングは必要ありません。
AWS公式サイトより

要はSlackやSalesforceなどの”SaaSアプリケーションと、Amazon S3等のAWSサービスとの間で簡単にかつ安全にデータ連携を行えるようにするサービスです。
Salesforce to SalesforceなどのSaaS間連携にも使えるようです。

仕組み

特徴

  • 簡単な操作
    技術力を問わずデータフローを数分でセットアップできるようになります

  • データの追跡
    データがどこに移動されたかを監視することができます

  • 大容量データの転送
    フローごとに最大100 GBのデータを実行できます
    また複数ソースからデータを集約する機能を備えています

  • 高いセキュリティ
    AppFlow を流れるすべてのデータは保存時と転送時に暗号化されます
    AWSキーでデータを暗号化する他に独自のカスタムキーも使用できます

  • データプライバシーのデフォルト
    Amazon PrivateLinkを使用することでデータがパブリックインターネットにさらされることを防ぐ事ができます
    作成の際デフォルトでプライベートになっているので安心です

料金

前払い料金や手数料は無し、実行フローの数と処理されるデータ量に対してのみ料金が発生します。

フロー実行あたりの料金 $USD0.001

データ処理料金

  • AWSでホストされている宛先
    $USD0.09/GB

  • AWS PrivateLink (AWS または外部でホスト) と統合されている宛先
    $USD0.09/GB

  • AWSでホストされておらず、AWS PrivateLinkと統合されていない宛先
    ~ 1GB $USD0.09/GB
    1GB以上  $USD0.124/GB

利用可能な連携先

接続元データソース

Amazon S3
Slack
Google Analytics
Datadog
Salesforce
Amplitude
Zendesk
Singular
Dynatrace
Marketo
TrendMicro
Infor Nexus
Veeva

接続先データソース

Amazon S3
Salesforce
Amazon Redshift
Snowflake

ユースケース

  • Slack イベントを定期的に分析する

  • データのバックアップを自動化
    Amazon S3のSaaSアプリケーションからデータを自動的にバックアップできます

  • Webサイトのアクセスデータを分析、加工

参考 Amazon AppFlow