新型コロナウイルスの影響によってリモートワークの導入が進んでいる背景をうけ、4月23日にAWSがリモートワークを支援するAWSサービスの紹介をオンラインで開催しました。
リモートワークに使えるAWSのサービス
Amazon WorkSpaces
マネージド型の仮想デスクトップサービス
WorkSpacesを利用することで個人のパソコンから企業内のシステムにアクセスすることが可能になります。端末にデータを保存しないので、データ流出のリスク削減となります。 オンプレミス環境と接続することができるので、既存のシステムをそのまま利用することができます。 料金は従量課金で使った分だけ課金されます。
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Amazon WorkDocs
ファイルを共有する企業向けのクラウドストレージ
ファイルを他のユーザと共有したり、共同編集したりすることを可能にします。 料金は1ユーザーあたり 5USD/月 で、1TBのストレージが提供されます。
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Amazon Connect
クラウド型コンタクトセンター
自宅にいながら会社にかかってきた電話に出ることが出来るためオペレーターの在宅勤務が可能になります。 セットアップは数分で完了するのですぐに導入することができます。 こちらのサービスも従量課金なのでコストの最適化を目指すことができます。
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Amazon Chime
オンライン会議サービス
250人まで接続が可能なオンライン会議サービスでブラウザのみで実行できます。 オンライン会議サービスは他にもありますが、幅広いセキュリティ要件やコンプライアンスに対応できる点を差別化要因としていると語っています。
最近はzoomがなにかと流行っていますが、こちらで機能を比較しているので是非参考にしてみてください。 AmazonChime と Zoom を比較
AWS Clinet VPN
クライアントベースのマネージド VPN サービス
Client VPNは自分のVPC上にVPN Endpointを作ることで、オンプレミス等のクローズドにしたいサーバとAWS間で専用線を構築できるサービスです。 VPNルータが必要ないので、物理的な機器のグレードアップを行わず、接続数をス自動的にケールアップすることが出来ます。
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Amazon AppStream 2.0
デスクトップアプリケーションを任意のPCに配信するサービス
リモートワークで普段使っている業務アプリケーションをブラウザで利用することが出来ます。アプリケーションはAWSコンソールで簡単にインポートできます
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まとめ
これらのサービスを利用することによって安全、快適にリモートワークをすることができます。
新型コロナ感染拡大の対策として、AWSジャパンはこれらのサービスの無料提供を開始しました。 AWSを活用して無償で提供しているサービスをまとめたサイト「日本おうえんプロジェクト」も開設されています。