リモートワークが注目を集めていますが、自宅のパソコンで作業するために必要な資料を閲覧できるようにしないといけません。自宅から社内ネットワークに直接アクセスすることはセキュリティ管理の甘い自宅のパソコンから会社の基幹システムに侵入される危険性があり大変危険です。
そこでクラウドストレージを活用することが効果的です。 データや資料はクラウドストレージに保管することで自宅から社内ネットワークに直接アクセスする必要がなくなります。
今回はAWSの提供しているクラウドストレージサービス、「Amazon WorkDocs」を紹介します。
Amazon WorkDocsとは
Amazon WorkDocsはAWSが提供している企業向けのクラウドストレージです。 ファイルを他のユーザと共有したり、共同編集したりすることを可能にします。
他のクラウドストレージサービスで無償で提供されているGoogle driveやDropboxに比べ、有償であるAmazon WorkDocsにはどのような特徴があるのでしょうか。
特徴
他のユーザーからドキュメントに直接フィードバックをもらうことができる
安全に共有する 保存されているすべてのファイルとコメント、送信される全てのデータは暗号化されます。
様々なデバイスからアクセス可能 Amazon WorkDocs には、スマートフォンやタブレット端末からもアクセスすることが出来ます。
料金
1ユーザーあたり月にUS$5(日本円でおよそ600円)で1TBのストレージを利用できます。 1TBを超えるストレージが必要な場合は追加のストレージに対して追加の料金が課金されます
設定してみよう
AWSマネージメントコンソールからAmazon WorkDocsを選択し、「今すぐ始める」をクリックします
「クイックスタート」か「標準セットアップ」の2つを選択する画面が出てきますが今回は「クイックスタート」を選択します。 IP制限などの設定の必要がある場合、標準セットアップを選択します。
サイトのURL(任意)を入力し、メールアドレス、名前を入力します。
- セットアップが完了するとこのような画面が表示されます。 ステータスが「初期化中」から「有効」になるとサイトにアクセスできるようになります。
ここで先ほど入力したメールアドレスに設定のメールが届いているはずなので、メールを確認しパスワードを設定します。
Amazon WorkDocsの設定画面に戻り、URLをクリックすると以下の画面が出てくるので、設定したパスワードを入力します。
WorkDocs管理画面が表示されるので、フォルダを作成するをクリックし、フォルダ名を入力します。
作成したフォルダに移動すると、ファイルをドラッグ&ドロップで追加することができるので、共有したいファイルを追加します。
ファイルを追加し終えたら、各メンバーへファイル共有をします。 リンクの共有か招待する方法があります。その際に共有指定したユーザー毎に権限を付与することができます。
まとめ
Amazon WorkDocsは設定も使い方も簡単で、ファイルストレージの機能としても十分です。 他にもたくさんの機能があり、またこれからの機能拡張も期待できるのでクラウドストレージの検討にAmazon WorkDocsも候補に入れてみてください。