クラウドサーバーとSiteCloud事業部について

知ってるよ!と思った方は読み飛ばしてもらってOKです。

そもそもCloudってなぁに

クラウドという言葉が耳タコなほど言われる世の中が過ぎ、もはやクラウドであることが当たり前になり言われもしなくなりました。

意外とあなたはクラウドサービスを利用したことがありますか?と尋ねると、無いと答える人もいるかと思います。

しかし、この世の中、使っていない、恩恵を受けていないということは仙人のような生活をしていなければありません。

簡単な例で言えば「Gmail」を使ったことはありませんか?

あれは書きかけのメールの文書を携帯だろうが、パソコンからだろうが、書きかけの文章を編集したり、同じメールを確認することができます。

クラウドサービスとは

クラウドサービスは「ネットに繋がっていればどこでも」、「どんな端末でも」、「同じ条件で」作業でき、また、実際に動作している環境などをユーザーが気にしなくていいといったメリットがあります。

では、クラウドサーバーとはどういったものなのでしょう。

クラウドサーバーってどんなものなの?

クラウドコンピューティング

クラウドサーバーを話す前に、先にクラウドでは無いサーバーを考えてみましょう。

クラウドサーバーの反対に有るのが物理サーバーですね。

例えば、メモリ256MBのHDD100GBの少し小さめのサーバーを用意しようとします。
あなたはそのハードウェアを買い、組み立てて、電気を引き、接続して、電源をいれて、 OSをセットアップすることでようやくサーバーを立ち上げることが完了します。
立ち上げが完了した後は、ディスクが壊れたら修理したり、電源の供給が止まらないようにしたり・・・
維持するための手間も必要です。
しばらく動かした後にメモリが足りなくなり増築しようとしたら、どうしたらいいでしょう?
メモリを買いにいって電源を落としてメモリを指して起動して〜と更に面倒です。
(こういった物理的なサーバーを維持している環境をオンプレミス環境といいます。)


クラウドサーバーは超簡単に言えばこういった面倒な部分を全部クリックで終わらせることが出来るようにしたサービスです。
例えば、先程のメモリ256MBのHDD100GB、2コアのうんたらかんたらなサーバーを作る!とボタンを押せば、そのとおりのサーバーを作成することが出来ます。
出来上がったものを維持するために、HDDが壊れたらどうしよう〜なども考える必要もありません。増築をしたくなったら同じくクリックするだけです。サービスによってはクリックすらしないで勝手にスペックアップさせることだって可能です。

実際にガシャコンとロボットが動いてサーバーを組み立てているわけではありません。
仮想化という技術を使い、必要な分だけを切り取って渡してくるのです。
ですが、どう作られているか〜なんてそんな事を気にする必要がないのがクラウドのいいところです。

SiteCloud事業部では主にAWSを使用してクラウドサーバーを構築しています。 サーバー本体のお話だけをしましたが、AWSではサーバー本体に直接取り付けるものだけでなく、 FWロードバランサDNS外部HDD的なものまで全てクラウドサービスとして提供しています。
全てクリックや設定値をいれるだけで、ハードを維持することを考えないで利用可能です。

TOWNのSiteCloud事業部は何をやっているの?

AWSを利用すれば、好きな時に、好きなスペックのクラウドサーバーを用意し、壊れた時には直してくれるということをお伝えしました。

となると、 「TOWNのSiteCloud事業部は転売してるだけだ!」 と思うかもしれません。

が、そんなことはありません。確かにAWSでサーバーを構築したサーバーのHDDが壊れそう、などはAmazonが見てくれますが、ハードの故障以上のことはほとんど見てくれません。SiteCloud事業部が行っているのは主にサーバーの構築、運用、保守です。

<構築>

AWSは「好きな時に、好きなスペックのサーバーを用意」することが出来ます。
が、お客様はどれくらいのスペックを用意したり、必要なものがわかっていない場合があります。そういったときにはこちらからやりたいことに合わせたサーバーを用意します。

「WordPressが動いていて、冗長構成のサーバーが欲しい。」
「殆どアクセスはないので小さいスペックでいいが、セキュリティは強固なサーバーが欲しい」
「サイトを更新するので、ステージング環境を用意してテストするサーバーが欲しい」

など、そういったそもそも、どういったサーバーを用意したらいいかわからない、
用意するにはどうすればわからない人たちに解決策を提示して、ふさわしい構成を用意するお仕事です。

<運用>

サーバーのバックアップを取ったり、可動中サーバーが正しく動作しているか監視したり、
動いているけれど、スペックがギリギリになっていないか確認したり、
日々サーバー自身が行う作業が正しく動いているか確認してあげたりするお仕事です。

<保守>

中で動いているミドルウェア(httpとかmysqlとか)のアップデートなどはAWSでは行ってもらえません。しかし、お客さんがやりたいことはサーバーを使って行うサービスであり、ミドルウェアの知識が無い場合が多いです。
そういった方のためにアップデートして問題ないか検証してアップデートしています。
また、サービスが動いている状態を維持するのも大事なお仕事です。
例えば、
サーバーは正常に起動しているのに、ホームページを動かしているアプリが停止したら?
予期せぬアクセス集中でサーバーが止まったら?
これらの場合もAmazonは何もしてくれません。設定していればエラー通知をくれますが直してくれません。

停止してしまったサービスを動作し直させる事もSiteCloud事業部で行っています。

まとめると

超ザックリ言うと、AWSを使ってお客さんが動かしたいサービスが動くようなサーバーを用意して、(AWSが見てくれない部分まで)正常に動く状態を維持させるお仕事をしています。

これらの業務を行っていく中で、必要になる知識をカリキュラムを通して簡単に学んでいきましょう。