Amazon RDS スナップショットの S3 へのエクスポートを発表

2020年1月23日にAmazon RDSのスナップショットをS3へエクスポートする機能が発表されました。

以下公式サイトです
https://docs.aws.amazon.com/AmazonRDS/latest/UserGuide/USER_ExportSnapshot.html

なにができるようになったか

以下公式サイトの翻訳です。

DBスナップショットデータをAmazon S3バケットにエクスポートできるようになりました。
データがエクスポートされた後、Amazon AthenaやAmazon Redshift Spectrumなどのツールを使用して、エクスポートされたデータを直接分析できます。
エクスポートプロセスはバックグラウンドで実行され、アクティブなDB インスタンスのパフォーマンスには影響しません。

DBスナップショットをエクスポートすると、Amazon RDSはスナップショットからデータを抽出し、アカウントのAmazon S3バケットに保存します。データは、圧縮された一貫性のあるApache Parquet形式で保存されます。

手動スナップショット、自動システムスナップショット、AWS Backupサービスによって作成されたスナップショットなど、すべてのタイプのDBスナップショットをエクスポートできます。デフォルトでは、スナップショット内のすべてのデータがエクスポートされます。ただし、データベース、スキーマ、またはテーブルの特定のセットをエクスポートすることを選択できます。

設定はAmazon RDS マネジメントコンソールからGUIで設定、あるいは AWS SDK または CLI を使用してエクスポートを行うことができます。
エクスポート操作はデータベースではなくスナップショットで実行されるため、データベースのパフォーマンスには影響しません。 またスナップショットは分析用の効率的なオープンカラムナーストレージ形式である Apache Parquet 形式で抽出できるため、Amazon Athena などのクエリサービスまたは Apache Spark などのビッグデータ処理フレームワークで使用できます。

詳しい設定は公式ページを確認してください。
https://docs.aws.amazon.com/AmazonRDS/latest/UserGuide/USER_ExportSnapshot.html

対応サービスとバージョン

現時点で以下のサービスが対応しています。

  • Amazon RDS for PostgreSQL
  • Amazon RDS for MariaDB
  • Amazon RDS for MySQL
  • Amazon Aurora PostgreSQL
  • Amazon Aurora MySQL

また対応しているバージョンは以下のとおりです。

  • MariaDB

    • 10.0.32以降
    • 10.1.26以降
    • 10.2.12以降
    • 10.3
  • MySQL

    • 5.6.40以降
    • 5.7.24以降
    • 8.0.13以降
  • PostgreSQL

    • 9.4.21以降
    • 9.5.16以降
    • 9.6.12以降
    • 10.7以降
    • 11.2以降