Amazon Connect | 電話に出れない時

こんにちは。hacknoteのr.katoです。

今回はAmazon Connectのエージェントに電話がかかってきた時、通話中や離席中などの理由で電話に出れない時、
折り返し電話をする旨を伝え、その電話番号をSlackへ通知する問い合わせフローを作成したので紹介していきます。

事前準備

こちらの記事を参考に電話番号の取得まで、済ませてください。
その後、こちらの記事を参考にCCPで電話発信のできるユーザーアカウントを一つ用意してください。
Amazon Connectの問い合わせフローからLambda関数の実行はこちらの記事を参考にしてください。

今回は次の様に設定されているとします。
BasicQueue(キュー)- Basic Routing Profile(ルーティングプロファイル) - hacknote(ユーザー)

手順

今回作成した問い合わせフローは次の通りです。

電話番号と問い合わせフローをリンクしておくことで電話がかかってきたら、この問い合わせフローが動作する様にしておきます。
そして、この問い合わせフローは”人員の確認”で次の画像の様に設定することでhacknoteがoffline、通話中、離席中などの時にFalseへ条件分岐させることが可能となります。
電話に出ることができない時にはFalseを通り、以前作成したlambda関数が起動され、電話発信者の電話番号がSlackへ通知される様になっています。
電話に出ることが可能な時にはTrueを通り、転送先のフローへ転送される様になっています。
人員の確認の設定は次の画像の様になっています。

転送先のフローで営業時間か否か判断され必要に応じてBasicQueueへ転送されます。
赤枠のところがキューへの転送です。

さいごに

今回の様に、問い合わせフローの設定で、人員の確認の機能を使うことで、通話中や離席中などの条件分岐を問い合わせフローで行うことができる様になりました。

ちなみに…

今回、音声をプロンプトの再生で流す場合は、次の画像の様な設定をしていました。

<speak>
<break time="5s"/>
流したい台詞
</speak>

この様にすることで、テキストの読み上げ時に通常途切れてしまっていた、頭の部分の台詞が切れることなく、プロンプトの再生を行うことができます。