UNIXにはcronという便利なアプリケーションが導入されているので, その機能についてご紹介します.
cronとは
cronとは予め指定しておいた時刻に何かしらの処理をするプログラムです.
例えば, 毎日0時00分にメールを送信するといったことが出来ます.
/etc/ に設定ファイルがおいてあります.
$ ls /etc/ | grep cron anacrontab cron.d cron.daily cron.deny cron.hourly cron.monthly cron.weekly crontab
使い方
実際にcronを使ってみます.
毎日決まった時間に実行する
以下のコマンドを実行しましょう.
$ sudo crontab -e
命令を書き込める環境に移ったと思います.
試しに次のように書き込んでみましょう.
10 10 * * * echo test
書式は「分 時 日 月 曜日 コマンド」となっております (*は指定なしという意味です). 上記のように書くと, 毎日10時10分に「test」と出力するようになります.
決まった時間間隔で実行
以下のように書くと, 指定した時間毎にある処理を行うことが出来ます.
以下の例だと, 5分毎に「test」と出力します.
*/5 * * * * echo test
実行の間隔をずらす
先程の例では*時0分, 5分, 10分, 15分, … , 55分というタイミングで決まった処理を行います.
次のような書き方をすると, *時1分, 6分, 11分, …, 56分に処理を行います.
1-56/5 * * * * echo test
ちなみに上記では「1-56/5」と書いていますが, 「1-57/5」, 「1-58/5」, 「1-59/5」と書いても同じです.
基本的なcronの使い方は以上となります.
便利なので是非活用しましょう!