こんにちは、hacknoteのohnoです。
Workspaces周りの問い合わせも増え、その中にMacアドレスに関する質問があったので、調べてまとめてみました。
WorkspacesのMACアドレスに関して
WorkspacesのMACアドレスはEC2同様関連付けられたENI(Elastic Network Interface)に固定されたものが割り振られます。
WorkspaceのIPを確認後、EC2のネットワーク・インターフェースより該当のENIを探します。
こちらの画面より、ENIに割り振られたMACアドレスが確認できます。
固定できるの?
ENIに関連付けられたMACアドレスは基本的に変わることはありません。
インターフェイスでは、プライベート IP アドレス、Elastic IP アドレス、および MAC アドレスがそのまま維持されるため、交換用のインスタンスにネットワークインターフェイスを接続するとすぐに、ネットワークトラフィックはスタンバイ用のインスタンスに流れ始めます。
なので、基本的に固定されると思って大丈夫です。
ただしEC2と違い、いくつか注意する必要があるようです。
WorkspaceにアタッチしているENIはアタッチし直せない
WorkspaceのENIは上に書いたようにコンソール画面から確認できます。
デタッチもできるのですが、アタッチ先をWorkspaceに選べません。
(誤ってデタッチした場合サヨナラしか無い・・・)
なので、Workspaceの復旧作業などのために再作成・何かしらの理由で新規作成して引き継がせるときにMACアドレスを引き継がせることはできません。
ディレクトリサービスのサーバーMACアドレスに関して
Simple AD、マイクロソフトAD、AD Connectorに関しても同じくENIを持っているので確認が可能です。
しかし、こちらはデタッチもできないようになっていますので、同じく新しく作ったものに引き継がせることはできません。
まとめ
・基本的にはMACアドレスはENIに記載されているもので固定されている。
・使っている間(再起動、停止など)はMACアドレスが変わることはないが、引き継がせることはできない。