概要
こちらへ記載したとおり、WorkSpace の再構築時やハードウェア障害時は、初回起動時に指定したバンドルのイメージから C ドライブが復旧される。
逆に言うと、カスタムバンドルのイメージ設定を更新版カスタムイメージへ差し替え → WorkSpace 再構築を行うと、こんなことが可能。
- C ドライブ: 更新後の最新カスタムイメージの内容で初期化
- D ドライブ: 12 時間ごとの自動スナップショットから復旧
- 最悪 12 時間前の状態に巻き戻るが、既存ドライブ内容を保持
方法
1. カスタムイメージ作成
2. カスタムバンドル更新
疑問: Windows アップデートも再構築で反映されるの?
されます。
疑問: アプリケーションの追加も再構築で反映されるの?
更新版カスタムイメージ作成時にアプリケーションを、
- C ドライブへ追加した場合: 反映される
- D ドライブへ追加した場合: 反映されない
疑問: カスタムイメージに含まれるユーザープロファイル (D:\Users\username
配下) の内容は再構築時に復元される?
復元されない。
ドキュメントの記述からも読み取れるが、一応下記を行って確認。
- まっさらな WorkSpace 起動
- そこからカスタムイメージ 1 とカスタムバンドル A 作成
- カスタムバンドル A から WorkSpace 起動
- ユーザープロファイル内のカスタムイメージ記録対象領域にファイル保存
- ドキュメント:
D:\Users\username\Documents\カスタムイメージ.txt
- ユーザープロファイル直下のファイル:
D:\Users\username\カスタムイメージ\カスタムイメージ.txt
- ドキュメント:
- カスタムイメージ 2 作成
- カスタムバンドル A に紐づくイメージをカスタムイメージ 2 へ差し替え
- カスタムイメージ 1 削除
- 4.でユーザープロファイル内に作成したファイルをすべて削除
- ユーザープロファイル内にファイル作成
- ドキュメント:
D:\Users\username\Documents\自動バックアップ.txt
- 画像:
D:\Users\username\Pictures\自動バックアップ.bmp
- ユーザープロファイル直下のファイル:
D:\Users\username\自動バックアップ\自動バックアップ.txt
- D ドライブ直下のファイル:
D:\自動バックアップ\自動バックアップ.txt
- ドキュメント:
- D ドライブがバックアップされるまで (12 時間以上) 待機
- 再構築
=> 再構築後には 9.で作ったファイルのみ存在。
疑問: リアルガチで D ドライブは巻き戻るの?
何度でも言いますが、本当に巻き戻ります。
消えては困るファイルが存在する場合は、ほんの12時間程度、お茶でも飲んで待ちましょう。
確認環境
Windows 10 の WorkSpace で確認。