(2018年10月に AWS へ問い合わせた結果です)
疑問点
日本語版 FAQ
Q: ユーザーのデータはどのようにバックアップされますか?
WorkSpace のユーザーボリュームは 12 時間おきにバックアップされます。WorkSpace に障害が発生した場合、AWS はバックアップからそのボリュームを復旧します。Amazon WorkDocs Sync が WorkSpace で有効になっている場合、ユーザーが同期を選択したフォルダは継続的にバックアップされ、Amazon WorkDocs に保存されます。
よくある質問 – Amazon WorkSpaces(仮想クラウドデスクトップ) | AWS
英語版 FAQ
Q: How is a user’s data backed up?
The user volume on a WorkSpace is backed up every 12 hours. In case of a WorkSpace failure, AWS can restore this volume from the last backup. If Amazon WorkDocs Sync is enabled on a WorkSpace, the folder a user chooses to sync will be continuously backed up and stored in Amazon WorkDocs.
Amazon WorkSpaces – FAQs
上記 FAQ の記述を見ていて気になった。
- Q1. 復旧させる場合、ユーザー側でなにか操作が必要?
- can restore? will restore?
- Q2. 自動的に復旧される場合、対象となる障害は?
- ハードウェア障害時のみ?
- ソフトウェア的な問題によりステータスが Unhealthy の場合も含む?
- Q3. Windows マシンの場合、WorkSpace の再構築と同様に、復旧時に C ドライブの内容は初期化される?
AWS からの回答
Q1. 復旧させる場合、ユーザー側でなにか操作が必要?
- 不要
Q2. 自動的に復旧される場合、対象となる障害は?
- ハードウェア障害によって、既存のユーザーボリュームが利用できなくなった場合を想定
- ソフトウェア的な問題により、ステータスが Unhealthy になった場合は対象外
Q3. Windows マシンの場合、WorkSpace の再構築と同様に、復旧時に C ドライブの内容は初期化される?
- C ドライブ: 起動元のバンドルを使用して復旧されるため、起動直後の状態に戻る
- D ドライブ (ユーザーボリューム) : 12 時間ごとに取得しているバックアップからリストアされる
まとめ
責任共有モデル のまんまですね。
- WorkSpace の可用性に関する要求が高い場合は、CloudWatch メトリクスで Unhealthy な WorkSpaceを監視 したほうが良さそう
- C ドライブになくなって困るようなものを配置すべきでない
- D ドライブも最大半日巻き戻るので、重要なファイルは Amazon WorkDocs などソフトウェアレイヤーでリアルタイム同期・バックアップしておくべき