やりたいこと
管理者として、WorkSpacesを使っている方へ。(windows)
使わなくなったユーザーのアカウント情報を変更して、新しいユーザーへWorkSpacesを割り当てたい場合などに。
自分も含めたSimple ADで管理しているユーザーの情報を変えます。
ただしログインIDは変えられないので注意
AWS WorkSpaces上のAD管理からログインIDを変更するとログインできなくなる。
メリット
AWS WorkSpacesの時間料金に基本でかかる月額料金分の計算について
上の料金計算を見ればわかりますが、WorkSpacesでは起動するごとに固定料金がかかります。
そのため、使わないユーザーを廃棄、新しいWorkspacesの作成を行うと2台分の料金が一時的にかかってしまいます。
ディスクのクリーニングができている場合や、そのままの環境を新しい人に使ってもらいたいケースなどではこちらの手順のほうがお得に引き継ぎができます。
変更方法
AWSのコンソール画面から各WorkSpacesのアカウント情報は変更が可能ですが、今回はSimple AD(もしくはAWS Managed Microsoft AD)で変更する手順を紹介します。
こちらの手順を行うことで、AWSのコンソール画面につなぐ必要なく、WorkSpaces上から別ユーザーの編集を行えます。
まずはWorkSpaces上からサーバーマネージャーを開きます。
右上の管理より、「役割と機能の追加」をクリック
デフォルトのまま選択していき、「Active Directory ドメイン サービス」にチェックを入れます。
確認画面までそのまま進め、インストールをクリックすると、ダウンロード&インストールが開始されます。
インストールが完了したら、「Windows 管理ツール」→「Active Directory ユーザーとコンピューター」を右クリック、別ユーザーで実行します。
ディレクトリ作成時に設定した管理ユーザーを入力します。
起動後ユーザーの画面に移動します。こちらから変更したいユーザーを右クリック、プロパティよりアカウント情報を変更します。
今回は試しに、wp_user1のアカウントを変更してみます。
全般からメールアドレス、登録者名の変更ができます。新しいユーザーのものに変更します。
最後にパスワードリセットを送信して、新しいユーザーに届けば完了です。