EC2のサーバー上でWordPressを構築した。主な手順はhttps://hacknote.jp/category/computing/ の「EC2の構築」に従った。 ここでは個人的に気をつけたいポイントをメモする。
1.プライベートキーのアクセス権 EC2のサーバーにsshで接続するときにはEC2のインスタンスを立ち上げたときにダウンロードしたプライベートキーを使う。しかしダウンロードされた時の状態ではキーに外部からアクセスが出来てしまうので、危険なキーとして認識され接続できない。chmodを使ってアクセス権を変更しておく必要があった。
2.mySQLとmariadb 今までデータベースはySQLをよく使ってきたが、Amazon Linux 2ではmariadbがデフォルトで入っている。これらはどちらもデータベースで互換性も高いものなのだが、初めて見たときはよくわからず混乱した。結局起動コマンドがmysqldではなくmariadbであること以外はmysqlとほぼ同様に扱えた。
3.WordPressの所有権 WordPressのダウンロードを終えデータベースを設定し、ブラウザからインストールをしようとすると「wp-install.phpを手動で作ってください」という見慣れない文章が出てきた。これはサーバーがWordPressに対する書き込み権限を持っていないときの症状らしい。インストールは指示通りにコピペすればできるが、このままだとWordPressへのアップロード等が出来ない状態になっている。chownを使って所有者をapacheに変更することで解決ができる。