AWSのサーバーにログインしてみよう

PCからサーバーにログインするためにはSSHを利用します。
SSHとは、ネットワークを介して他のコンピュータにログインし、操作するための仕組みです。

Windowsでは「PowerShell」、Macでは「ターミナル」を使い、SSHコマンドを入力することによって使うことができます。

サーバーにログインするまでの手順を紹介します。

前提

このページの内容は以下の前提で進めます。

ログインの準備

秘密鍵の設定

SSHでサーバーにログインするためには、通常のPCにログインするときと同じように、ユーザー名とパスワードが必要です。

今回はパスワードの代わりに「秘密鍵」というファイルを使うことでログインします。

前回「キーペアの作成」で作った秘密鍵(.pemファイル)を用意してください。このページでは秘密鍵ファイルの名前を仮に「sshkey.pem」とします。

  1. 秘密鍵ファイルをユーザーフォルダ直下 /Users/{ユーザー名} に置く
  2. ターミナルで以下のコマンドを入力
chmod 600 ~/sshkey.pem

EC2インスタンスのIPの確認

AWSのマネジメントコンソールよりEC2を開き、左メニューの「インスタンス」をクリックしてインスタンス一覧を開きます。

インスタンス一覧から前回作ったインスタンスを選択すると、一覧の下にインスタンスの情報が表示されます。

その中の右側にある「IPv4 パブリック IP」のIPをコピーしてください。

以上の秘密鍵とサーバーIPを使ってログインします。

ログインしてみよう

それでは実際にサーバーにログインしてみましょう。

ターミナルに次のようなコマンドを入力します。

ssh -i ~/sshkey.pem ec2-user@{サーバーIP}

このコマンドによって「{サーバーIP}」のIPアドレスを持ったサーバーに「ec2-user」というユーザーでログインすることができます。

初回ログイン時は以下のようなメッセージが出るので、「yes」と入力してエンターを押します。

Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?

ターミナルに以下のようなロゴが表示されたらログイン成功です!

 __|  __|_  )
 _|  (     /   Amazon Linux AMI
___|\___|___|

一見変わったようには見えませんが、これでサーバーにログインした状態になったので、コマンドでサーバーを操作することができます。

今回ログインしたサーバーには、Amazon Linux2というLinux系OSがインストールされています。このOSはWindowsやMacのGUIとは異なり、基本的にコマンドを入力することによってのみ操作することができます。

以上でサーバーへの接続は完了です。次はサーバー内で使うLinuxコマンドを紹介します。


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