レプリケーションの種類
Amazon RDSには、同じリージョン内の違うデータセンタに同期的にバックアップを行うマルチAZと、違うリージョンに非同期的にバックアップを行うリードレプリカというレプリケーションがあります。
同期、非同期とありますが、同期を待つか待たないかの違いで、どちらもDBが更新されるごとにバックアップに反映してくれます。
マルチAZは数ms、リードレプリカはAWS側で公式的な発表はありませんが検証したところ数十ms~数百msくらいなので、どちらも瞬時に同期してくれます。
つまり、どちらも災害時や非常時のための冗長化や、負荷分散のためのDB同期処理に使えます。
導入方法
導入も簡単です。
マルチAZはAmazon RDSの設定項目にあります。
災害時などのためにリージョンを跨いで冗長化を行いたい場合はリードレプリカを使います。
[インスタンスの操作]から作成できます。
ちなみに、一番レスポンスが良いのはシンガポールリージョンでした(2018/07時点)。
項目をAmazon RDSを作成したときのように選択し、作成します。(結構時間かかります)
作成されると、マスタのレプリケーションに以下のような表示が追加され、レプリカのレプリケーションにも関連付けされているRDSが表示されるようになります。
マスタからレプリカへの同期は自動でやってくれるので、マスタが死んだらレプリカをマスタに昇格することで通常通りRDSのDBを使用できます。
※レプリカはそのままではリードオンリーなので、マスタに昇格しないと書き込みが行えません。
昇格方法
作成したリードレプリカの[インスタンスの操作]にある[リードレプリカの昇格]で行えます。
WordPressのDBをAmazon RDSに変更するにはこちら。