IEのページ表示について
IEはHTMLの先頭にある「!DOCTYPE」の種類により、描画を切り替えていた。
開発者が一度決めた振る舞いがバージョンアップによって変更されないため、高い互換性を保っていた。
しかし、IEのバージョンアップによってより良い機能を利用できるようになっても、「!DOCTYPE」を変更しない限り利用できないという問題が発生するようになった。
—> IE11からは「Edge」という最新の描画エンジンで描画を行うようにした。
最新の描画エンジンで正しく表示されないサイトの対処
しかし、その設定では正しく表示されないWebページもあり、それを解消するために「互換モード」という設定がある。
IE11の右上のギアのアイコンから[互換表示設定]を選択し、正しく表示されないサイトを追加すると、以前のバージョンの描画エンジンで描画が行われるため、正しく表示されることがある。
これはユーザ側での対応になるが、開発側で対応するにはタグに互換モードを指定することで可能になる。IE7で表示したい場合の例を示す。
<meta http-equiv="x-ua-compatible" content="IE=7" >
以前のバージョンを利用することはセキュリティ上の危険性が増すことが考えられる。IEの対策に頭を悩ますエンジニアの気持ちがよくわかりました…